Caceis Investor Services

背景と課題

  • CACEISは、長期保存用のアーカイブソリューションを併用した独自のEDMプラットフォームを完成させました。
  • CACEISが現在利用しているEDMソリューションでは、次のことが可能です。
    • 大規模な文書のインポート
    • Alfresco Shareと共同開発した案件関連のヒューマンマシンインターフェイスを使ったドキュメント管理 
    • 既存のビジネスアプリケーションとの統合

背景と課題  

CACEISは、投資家や、資産運用会社、大規模な組織向けの金融サービスを専門に扱うCrédit Agricole S.A.銀行グループの傘下企業です。ヨーロッパ、北米、アジアに拠点を置き、信託保護預り、資金管理、ミドルオフィスソリューション、資金分配支援、債券発行サービスなど、総合的な製品/サービスを提供しています。預り資産額は226兆ユーロ、管理資産額は10兆4千億ユーロに昇り、資産サービスでは世界トップクラス、信託銀行および資金管理会社としては欧州一の実績を誇ります(2011年12月31日現在)。

CACEISは2006年にマネーロンダリング対策の一環として、顧客の中央データベースを管理するプロジェクトをAlfrescoと共同で立ち上げました。

プロジェクトで最も難航した技術的課題の1つは、文書のスキャン作業でした。文書の種類から、ホッチキスやバインダーなどの綴じ方まで、実に様々な形式の文書が存在し、これらの問題を解決することが先決でした。スキャンした文書とメタデータをEDMにインポートすれば、あとは簡単に文書を検索できるようになりますが、80万ページもある文書のメタデータを回収するのも大きな課題でした。

導入したソリューション

CACEISは、Alfrescoと共同でプロジェクトを推進していた2010年に、データの長期保存管理を可能にするアーカイブソリューションの構築を決断しました。

そのためには、AlfrescoソリューションとEMC Centeraアーカイブソリューションを統合しなければなりません。統合化の段取りとプロジェクトの着手にあたり、CACEISはこの2社と綿密に連携を取りながら作業を進めていく必要がありました。

もう1つの課題は、旧式のアーカイブシステムに保管されている文書を最新のプラットフォームに移行することです。古いアーカイブシステムから文書を抽出して変換し、新しいアーカイブプラットフォームにインポートするには、古いアーカイブシステムでどのように書類を管理していたかを調査しなければなりませんでした。

新しいプラットフォームは2011年の中頃に稼働を開始しました。

まとめ

CACEISのビジネスアプリケーションからAlfrescoのEDMシステムに簡単に接続できるよう、CACEISはAlfrescoアップストリームコネクターを開発することを決定しました。このコネクターを使えば、Java、.Net、SharePoint仕様で開発されたアプリケーションで簡単にAlfresco EDMインスタンス内の文書を検索、ダウンロード、アップロードできます。

今後の展開  

現在CACEISではソリューションの新しい用途を開発しています。例えば、内部向けには技術データのアーカイブ、外部向けには日々作成する全報告書を顧客に提供するサービスなどです。これらの用途で処理する文書は合計約5千万件に上ります。

このために、現在OCRプロセスを開発しています。このプロジェクトではまずOCRプロセスのフェーズでファックスの読み取りと処理をできる限り自動化し、次にそれらのデータをAlfresco EDMインスタンスに保存します。

CACEISの目標は、Alfrescoと協力して、多様な業務のニーズをすべて満たすドキュメント管理を実現することです。

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