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NASAラングレー研究所の成功事例

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NASA最古の研究施設であるNASAラングレー研究所は、NASAの各部署から依頼を受け、航空、航空音響、構造物の試験研究を行っています。

課題

NASAラングレー研究所では、航空機や宇宙船の安全性、性能、効率を改善するための試験研究を行っており、その数は毎年数百件に昇ります。これらの試験は、エンジニア、研究者、技術者、マネージャ、クライアントのチーム別に行われ、チーム間でアイデアを交換し合ったり、お互いの試験結果をチェックするなど、多くの共同作業を伴います。

NASAは、「aeroCOMPASS」と呼ばれる独自の共同作業用ポータルを開発しており、ラングレー研究所はこのポータルを使ってチーム別のサイトを作成し、文書や、記録、研究資料の共有とコメントの追加を行ってきました。しかし、使い始めて10年が経過した頃からaeroCOMPASSソフトウェアが時代遅れになり、NASAの厳しいセキュリティ基準を満たせなくなりました。

800以上のサイトを使用していたNASAは、aeroCOMPASSを新しい共同作業/ドキュメント管理環境に移行することを決定し、従来と同様のユーザーインターフェイスを備えながらも、より強力なセキュリティを活用するモダンなアーキテクチャを探していました。

ソリューション

Alfresco Shareは、aeroCOMPASSで使い慣れた共同作業用チームサイトのユーザーインターフェイスをほぼそのままに保ちながら、より強力なセキュリティと機能を付加したものです。ユーザーは自分専用のダッシュボードを使って、担当しているプロジェクトのサイトに追加された新しい文書、画像、動画や、チームの他のメンバーが行っている作業を簡単に確認することができます。チームサイトでは、アイテムや活動の一覧を作成して他のメンバーと共有できます。

Alfresco Shareはオープンソースのソフトウェアコードであるため、NASAのIT担当者も業務のニーズに応じて簡単にカスタマイズできました。元のユーザーインターフェイスの外観や使い勝手をなるべく維持したので、エンドユーザーもすぐにプラットフォームを使いこなせるようになりました。

Alfresco ShareはNASAのOpenSSO/OpenAM認証システムに統合されており、ユーザーはシングルサインオン機能を使ってAlfresco ShareのaeroCOMPASSサイトにアクセスできます。ラングレー研究所の外部ユーザーは、NASAのアカウント管理システムと認証システムを使ってチームサイトに招待されるので、適切な権限を持つユーザーだけが機密情報にアクセスするように制限できます。

NASAは機密情報の管理にAlfrescoを使用していませんが、「機密ではないが機微な情報」(sensitive but unclassified:SBU)の管理にはAlfrescoを使用しています。これらのサイトには、管理者が特定のページに「SBU」という黄色のバナーを追加できる機能があります。これは、閲覧している情報が機微な情報であることをユーザーに知らせるためのものです。

「管理者がサイトごとにカスタマイズできる機能はとても魅力的です」とラングレー研究所の主任ITアーキテクト、デビッド・コードナー氏は言います。「何百ものサイトのメンバーとなっているユーザーは常にあちこちのサイトを移動しますから、このカスタマイズ機能を使えば、ユーザーがどのサイトを閲覧しているかを示すことができます」

結果

現在、同所のAlfrescoリポジトリにあるドキュメントライブラリには、2.5テラバイトの情報が保存されており、400人を超えるユーザーがこのプラットフォームにアクセスしています。これは、2年前に初めて導入した当時のユーザー数の2割増しです。

「私たちのシステムには研究者、ロッキード・マーティンのエンジニア、リサーチャーなど様々な分野のユーザーがアクセスし、チームとして働いています」とコードナー氏は言います。「彼らがシステムに戻ってきた時には、作業していた書類や資料がすべてそこにあるので、いつでも作業を再開できます」

Alfrescoを使うもう一つの大きな利点は、プラットフォームがオープンソースであることです。柔軟性が高く、ライセンスモデルであるため、管理者はユーザーを一人ひとり管理する必要がありません。これが時間の節約につながり、ユーザーは必要な時にいつでも共有しているコンテンツにアクセスできます。

「個々のユーザーを管理する必要がないのは、とても助かります」とコードナー氏は言います。「忙しい時は簡単にユーザーを増やして、サポートパッケージもアップグレードできますから」

NASAは現在、プラットフォームをより優れた検索機能が使えるAlfresco 4.2にアップグレードしています。今後は、より優れたリモート機能を提供するために、Alfrescoプラットフォームをモバイルテクノロジーと統合して、iPad、iPhone、Androidタブレットなどの携帯端末からアクセスできるようにする予定です。NASAの現在のシングルサインオン環境と認証プロセスでは、Alfrescoのモバイル機能を使用できません。

「当所のエンジニアや研究者がAlfrescoを利用するのは、チームでの共同作業がしやすいからです」とコードナー氏は言います。「個人的なファイルはデスクトップに置き、チーム用の書類はAlfrescoに置くことができるので、管理がシンプルになり、みんなの作業を効率化できます」

「私たちのシステムには研究者、ロッキード・マーティンのエンジニア、リサーチャーなど様々な分野のユーザーがアクセスし、チームとして働いています。彼らがシステムに戻ってきた時には、作業していた書類や資料がすべてそこにあるので、いつでも作業を再開できます」


— 研究部門 ITアーキテクト、デビッド・コードナー氏